両界曼荼羅
 
 ■作品寸法  84p×95p
 ■掛軸寸法  113p×179p
 ■価格  1,365,000円(税込)
 ■表装  佛表具本仕立
 ■壮丁  専用双幅大桐箱
手書き作品の為一点一点製作してゆきますので、お納めまで御時間が多少必要です。尚、五尺の涅槃図や他の佛画も御用意できますので詳しくは寺院担当者にお尋ね下さいませ。

   

 
 
曼荼羅と言う言葉は、梵語のマンダラの音訳した言葉であり、梵語で壇の意、体系を意味します。密教の複雑な教義を図式にしたものであり、胎蔵界は、大日経。金剛界は金剛頂経に基づきあわせて密教の宇宙観を具体的に表示するものです。

曼荼羅にはきわめて深奥な哲学が内在し、ごく大まかに言うと胎蔵界曼荼羅は生成の世界。金剛界曼荼羅は理論の世界の構成を表現するものであり、原因と結果あるいは慈悲(胎蔵界)智徳(金剛界)を表します。胎蔵界は中台八葉院を中心として四重にならぶ十二院からなり、金剛界は縦横共に三列に区分した九会から形成されています。

両界曼荼羅は、密教の根本曼荼羅として真言密教における仏縁を結ぶ結縁灌頂、密教の奥義を伝える伝法灌頂の儀式、あるいは堂塔落慶、仏像開眼などの際に修する法会、曼荼羅供などに用いられます。