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 このお寺は弘基6年(815)この地  
    を訪れた弘法大師が境内の北側に  
    あたる大師の森で修行されている  
    と、お寺の方角に大日如来のお姿  
    があらわれ、「この地は霊地なの  
    でお寺を建立せよ」との告げがあ りました。  そこで大師は大日如来像を刻 み、堂宇を建てて、その像を本尊  
    として安置し、大栗山・大日寺と 号し、第13番の霊場に定められま  
    した。  阿波の国一の宮が建てられる  
    と、その別当寺として神社の管理  
    に当りましたが、明治初年一の宮  
    と分離し、十一面観音がご本尊と  
    なり、大日如来は脇侍としてまつ られています。   |  
    別名一宮寺といわれ、市民に親 しまれているこのお寺は、道路を はさんで一宮神社と隣合わせに 建っていますが、もともとは阿波 国鎮守として信仰された一の宮の 別当寺でした。 明治初年の神仏分離令によって 十一面観音を一の宮から大日寺に 移して、神社とお寺は別々のもの になりました。 大日寺から17番井戸寺までは、 いすれも徳島市内に近接して建っ ていますので、市内の人々はこの 5つの寺を"5力所まいり"といって 日帰りでお参りをしています。 山門をくぐると境内には老樹が うっそうと茂り、荘厳な趣がしま す。 山門の正面奥に宿坊、庫裏があ りその中に納経所があります。 参道を左に折れると本堂、右に 大師堂が向い合って建っていま す。  |