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 弘法大師が41才のとき、この地  
    へ来て厄除祈願をしていると、空  
    中に瑞雲がたなびいて、その中に  
    金色にかがやく梵字が現われまし  
    た。大師がその梵字に祈りをささ  
    げるとやがて薬師如来が現われま  
    したので、この地へお寺を建てる  
    ことを決心され、錫杖で土を掘る  
    と乳のように向い霊水が湧き出ま  
    した。大師はこの霊水で淋浴して  
    百日間の修行を重ね薬師如来の像  
    を刻んで本尊とし、お堂を建てて 安置しました。  この井戸は"弘法の水"といって  
    今も湧き続け、万病に効くといわ  
    れています。大師はこの白い水に  
    因んで白水山、平等なご利益がさ  
    すかるようにと平等寺と号して第 21番の霊場に定められました。 
       その後七堂伽藍が建ち寺運は栄  
    えましたが、長曽我部軍の兵火に  
    より焼失しました。現在の堂塔は 江戸時代の再建です。   |  
    門前町の家並みを抜けると白水 山を背にして平等寺は建っていま す。 二層の堂々たる山門をくぐ ると、左手に閣魔堂、鐘楼、大師 堂が建ち並び、閣魔堂には極彩色 の閣魔さま等十王像が並んでいま す。伝説に有名な"白水の井戸"は 大師堂の北側にあります。山の中 腹にある本堂は42段の"男厄坂"を 上った所にあり、本堂の左不動堂 から下りる時は33段の石段があり "女厄坂"と呼ばれています。とも に男女の大厄に因んだ坂で、これ を上り下りすることによって厄を のがれることができるとのいい伝 えがあります。  |