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 真言宗大覚寺派 
 阿弥陀如来 
 768 香川県観音寺市八幡 
 0875-25-3871 
 予讃線観音寺駅から1.7km 

縁起

 大宝3年(703)のある日、薄暗い 海上がにわかに光り輝きそこにた だよう船から琴の音が流れてきま した。驚いた日証上人が・船に声 をかけると「われは八幡大明神な り、この地風光明媚なる故に去り 難し」とのご神宣がありました、 上人は里人数百人とともに神船と 琴を琴弾山に引き揚げ、社殿を 造ってお祀りしたのが今の琴弾八 幡宮で、神恵院は上人が八幡宮の 別当院として創建されました。そ の後大同2年弘法大師が、この地に 止まられ、第68番の霊場に定めら れました。  明治初年の廃仏毀釈よって本尊 は観音寺境内の西金堂に移され、 寺内に同居するようになりまし た。  納経所は観音寺と一諸になって います。

風景

 神恵院と69番観音寺は同じ境内 にあり、山門には68番と69番の2つ の寺号が掲げられているという杉 しい札所です。  観音寺市の街並みをぬけ、70番 本山寺を右手に見ずこして琴弾公 園前を右へ行くと、小高いところ に山門があります。神恵院は山門 をくぐり観音寺の境内を素通りし て石段を上った奥にあります。正 面本堂の右隣りに大師堂が建って いますが狭い境内は横に長く、い かにも観音寺に遠慮して建ってい るように見えます。  境内の右手から丘へ上ると琴弾 公園に続き、公園からの眺望はす ばらしく、眼下の砂丘には周囲約 350mもある大きい寛永通宝の銭型 をながめることができます。