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 真言宗御室派 
 勝軍地蔵尊 
 799-01 徳島県板野郡板野町羅漢 
 鳴門局(08868)-9-1111 
 高徳線板野駅から徒歩約5km 

縁起

 弘仁12年(821)嵯峨天皇の勅願 により、弘法大師が開創されたと 伝えられ、本尊の勝軍地蔵菩薩も その折刻まれたといわれます。こ の地像菩薩は1寸8分(5,5cm)で身に 甲冑を付け、右手に錫杖、左手に 如意宝珠を持ち、背に後光を負い 馬にまたがった勇ましいお姿で、 西国88力所中勝軍地蔵を本尊とし ているのはこのお寺だけです。現 在は浄函上人の彫られた2寸7分の 地蔵尊の胎内に納められていま す。  地蔵寺はかつては阿波・讃岐・ 伊予の3力国に300力寺あまりの末 寺を持つ大寺でしたが、天正年間 の兵火によって殆んど焼失し、大 師堂と御影堂だけが残りました。 その後復興されて現在に至ってい ます。境内は約4万平方kmに及ぶ広 大なものです。


風景

 地元の人から"羅漢さん"の名で 親しまれているこのお寺は仁王門 をくぐると、境内には大銀杏がそ びえ、右手奥に大師堂と淡島大明 神の社が並んでいます。正面に大 きな本坊があり、その手前左手に 本堂があります。本堂を廻った裏 手の石段を上ると奥の院の羅漢堂 があります。堂内には色彩もあざ やがな等身大の羅漢像が300体余り 並び、さまざまな表情をした像は 1種異様な雰囲気をかもしていま す。500体そろっていたお堂も大正 4年の火災で焼失し、羅漢さんも殆 んど失いましたが、その後堂宇も 再建され、羅漢さんも再彫され て、まもなく500体全部が揃うよう です。